ウィズアートの石膏デッサン講座

千葉県市川市で開催している【石膏デッサン】講座です。随時参加者募集中!初心者大歓迎。東京藝大・大学院修了の講師が基礎から丁寧に指導します。*当サイト内の文章・画像の転載、複製、改変等は禁止いたします。

講師による手入れで劇的変化!参加者作品のbefore & after公開。

いつもブログをご覧頂きありがとうございます!

『ウィズアートの石膏デッサン講座』では、指導の途中で講師が参加者の絵に手を入れることがあります。

手入れをする目的としては「お手本を見せる」「絵の軌道修正」です。

 

※「先生が自分の代わりに作品を描いてくれる」わけではありません。ご了承ください。

※毎回全員の作品に手入れをするわけではなく、先生が手入れが必要と感じた作品に対し、参加者本人が望んだ場合に手を入れています。

 

今回はその手入れのbefore・afterの様子をお見せします。

beforeは何が問題で、手入れをすることで絵がどのように改善されたのか?

実際の作品画像とともに解説します。

是非ご参考になさってください!

 

今回手入れをしたのは「ラボルト像」の木炭デッサン作品。

手入れ前の評価(before)

・この参加者は高いデッサン力があり、形を捉える能力は高いが、形に対する意識・こだわりが強い。

・目鼻立ちの形を描くのが先行している。

・顔が大きい。顔のシルエット&輪郭重視。

・台座のバランスも悪い。

・全体感を捉えることが後回しになっている。

(大きな空間感、対象物の持つ存在感・迫力が後回しになってしまう傾向あり)

ラボルト特有の後頭部の量感が足りない。

ラボルトは大きなゴロンとした頭部のかたまり、後頭部のボリューム感が特徴なので、最初から顔重視して描いてしまうと、顔が長くなって頭部のバランスが悪くなる。

 

手入れ後(After)

・頭部の量感を見て、同時に陰の領域も大きく見ることによって、石膏像が置かれている雰囲気を強く見られるようにした。

・上記を踏まえて、光と陰の領域をしっかり捉えながら、背景も同時に手を入れることで空間感を捉えることに成功した。

 

この参加者が持っている力をより良く発揮するには、時々画面(絵)から離れて見てみて、「マイナスの仕事=(絵を)壊す仕事」をしながら構築していくと持ち味を最終時に出せる。

 

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いかがでしたでしょうか。

全くの初心者の方でも、困ってしまった時はどのように制作を進めたら良いか、制作の途中で先生が丁寧にアドバイスしてくださいます。

是非ご安心して『ウィズアートの石膏デッサン講座』にご参加くださいね!